アメリカで不妊検査【予約~初診】血液検査と子宮頸がん検査

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コウノトリ

アメリカで不妊検査を受けました。

病院探しから予約、初診で行った検査についてご紹介します。

病院探し

産婦人科は英語で『OB/GYN』で、そのまま「オービージーワイエヌ」と読みます。

Obstetrics and Gynecologyの略です。

病院は保険が適用される、インネットワークの病院を選んでください。

筆者はaetnaの保険に加入しているので、エトナ公式ウェブサイトから、自宅付近の産婦人科を検索しました。

駐在のためホームドクターはいませんが、電話で新規予約ができました。

不妊治療は、まずは血液検査を行い、タイミング療法、人工授精(IUI)、体外受精(IVF)へと進んでいきます。

筆者が選んだ病院は、不妊の検査は受けられますが、人工授精や体外受精はできません。

まずは基本的な検査と治療を受けたいと思い、近所の病院を受診することに決めました。

予約

予約は電話で行いました。

予約時に聞かれたことは、生年月日、電話番号、住所、保険会社と保険番号です。

予約は1か月以上先しか空きがありませんでした。

チェックイン

予約日の5日前に、病院から携帯にメッセージが届きました。

URLが送られてきたので、ネット上でチェックインをしました。

<チェックイン内容>

  • 個人情報
    (氏名、生年月日、住所、SSN、職業など)
  • 出産歴や子供の有無
  • 既往歴と現病歴
  • 処方されている薬
  • 家族の病歴
  • 配偶者情報
  • 保険情報
  • 生理について
    (平均日数、前回の生理日、量など)
  • コロナについて
    (症状はないか、身近な人がなっていないかなど)
  • 同意書への署名 など

また、予約前日には確認メッセージも届きました。

初診

当日は、予約の10分前に受付に来るように指示がありました。

受付では運転免許証のみ提示しました。

事前にチェックインをネット上で行っているので、書類の記載はありませんでした。

血圧、体重、身長

まず看護師から個室に呼ばれ、身長(Height)を聞かれたので自己申告しました。

自分の身長をインチで答えられるようにしておくと良いですね。

体重(Weight)と血圧(Blood pressure)は測ってもらいました。

その後、待合室に戻り待機するように指示されました。

医師との問診

待合室で15分程待ち、看護師から個室の診察室へ行くように言われました。

個室でも待たされ、医師と話せた時には、予約から35分が過ぎていました。

医師からは受診目的を聞かれたので、不妊検査(Infertility Evaluation)をしてほしいと伝え、問診が始まりました。

<問診内容>

  • 生理について
    (期間、ナプキンかタンポンか、ナプキンの使用枚数、量など)
  • アレルギーの有無
  • ビタミンを摂取しているか
  • おりものについて
  • 不妊について(期間など)
  • 前回いつ子宮頸がん検査をしたか

子宮頸がん検査は英語で『Pap Smear』や『Pap test』、『Pap』と言います。

基礎体温(Basal body temperature/BBT)については聞かれませんでした。

基礎体温計は、Amazon.comで購入したEasy@Homeを利用しています。

メモリー機能があり、バックライト付きなので、部屋が暗い早朝でも体温を確認できます。

ウォータープルーフなので、清潔に保つこともできます。

ビタミン

ビタミンについては、マルチビタミンと葉酸を摂取していると伝えたところ、鉄分の追加摂取を推奨されました。

Nature Madeの鉄分(Iron)を摂取しましたが、便秘になり断念しました。

マルチビタミンは、vitafusionのWomen’s Multiグミを摂取しています。

葉酸はNature Madeの錠剤を摂取しています。

排卵検査薬

おりものについては、排卵しているか確認したかったようでした。

排卵検査薬(Ovulation test)を使っていると伝えると、検査薬の使用頻度や、陽性になっているかを聞かれました。

排卵検査薬はeasy@Homeを使っています。

携帯アプリの『premom』をインストールし、検査薬の写真を撮ると数値がわかります。

排卵検査

アプリでは、生理や基礎体温なども記録することができ便利です。

最初はClearblueのAdvanced Digital Ovulation Testを使っていました。

Clearblueは「〇」と「スマイルマーク」で、排卵時期を教えてくれます。

アプリを使わなくても結果がわかるので便利ですが、高いのでeasy@Homeにしました。

子宮頸がん検査

医師との問診が終わると、子宮頸がん検査をすることになりました。

約2年ぶりの検査です。

医師は一度退室し、下着とスカートを脱いで、ピンクのガウンを羽織りました。

診察台には脚置きがあり、日本と同じです。

診察台

医師と患者の間にカーテンはありません。

アメリカの医師はフレンドリーで、結婚時期やアメリカ滞在について質問されながら、子宮内の細胞を採取されました。

採取後は、簡単に膣内の触診もされました。

触診の結果は問題なく、医師との問診は終了しました。

医師からは、ラボへ行き黄体ホルモンの血液検査を受けて帰るように指示されました。

排卵検査薬が陽性でも、しっかり排卵していないことがあるため、プロゲステロン(Progesterone) の数値を確認するためです。

初診の日は、ちょうど生理から21日目でした。

血液検査は適切な生理の時期があるので、初診時にタイミング良く行えて良かったです。

血液検査

採血する看護師

血液検査は、産婦人科の別の階にあるラボで行いました。

受付では、医師から渡された検査リクエストフォームを渡し、運転免許証と保険証を提示しました。

その後、名前が呼ばれるまで待合室で待機しました。

採血前には、氏名と生年月日の確認がありました。

血液は1本だけ採取されました。

初診後

処方箋

医師からは、検査結果は翌日に出ると言われていました。

しかし初診から2日後に、看護師から電話で検査結果の報告がありました。

プロゲステロンの数値的には排卵しているが、弱いかもしれないと言われ、排卵誘発剤が処方されました。

クロミッド

clomiphene citrate 50 mg

日本の不妊治療でも使用される、クロミッドです。

生理の5日目~9日目まで、1錠ずつ5日間摂取するように言われました。

処方箋はデジタルで薬局へ送信されたので、病院へ行かずに薬を受け取ることができました。

病院に検査結果を聞きに行ったり、薬を取りに行かなくて良いのは便利ですね。

検査結果は、病院のウェブサイトからも、アカウントにログインして見られるので分かりやすいです。

不妊検査では、まず21日目にプロゲステロンの検査をし、服薬が一般的なのかもしれません。

実は筆者は、別の産婦人科でも不妊検査を受けようとしたことがあります。

病院の対応が悪く転院することになりましたが、その病院でも最初に行うのが21日目の血液検査でした。

次回の予約

処方薬を飲み終わったら、看護師に電話して次回予約を決めると指示がありました。

筆者は他のホルモンレベルを調べたり、卵管造影なども受けたかったため、再度医師と話したいと伝え、2回目の予約を取りました。

2回目の医師との問診では、希望する検査項目一覧を医師に渡し、医師が必要と判断したものをやってもらうことになりました。

初診時に自分の希望を伝えた方が良かったですね。

待ち時間

転院する前は小さなクリニックに通っていましたが、待ち時間はほぼありませんでした。

血液検査のみ受ける日は、滞在時間が3分もなかったくらいです。

現在通っている病院は総合病院です。

初診でかかった時間は1時間30分でした。

待合室や診察室での待ち時間がとても長かったです。

保険

アメリカでは、保険でカバーされる内容が人によって異なります。

筆者が加入しているエトナの場合、不妊治療については電話で問い合わせて確認するように、ウェブサイトに記載されています。

You can find out if you have coverage for infertility care. Just call the Member Services number on the back of your insurance card.

aetna understanding infertility;より引用

筆者の場合、不妊検査は保険適用されますが、人工授精や体外受精には、申請書類の提出と審査が必要です。

アメリカの医療は高額のため、ご自身の保険内容につきご確認ください。

不妊治療に関する英単語

  • 不妊 Infertility  
  • 基礎体温 BBT / Basal body temperature
  • 生理 Period
  • 生理周期 Menstrual cycle
  • 生理の21日目 21 Day of my cycle
  • 排卵 Ovulation
  • 人工授精 IUI
  • 体外受精 IVF
  • 性交 Intercourse
  • 卵管造影 HSG / Hysterosalpingography
  • 子宮頸がん検査 Pap smear / Pap test / Pap

まとめ

病院は保険のインネットワークで探しましょう。

不妊検査だけでしたら、産婦人科でも行っているところがあります。

まずはお近くの病院で不妊検査を受けてみるのも良いと思います。

不妊治療は、生理21日目にプロゲステロンの数値を血液検査で調べ、薬を飲むことから始まりました。

やりたい検査がある方は、医師にはっきり意思を伝えると、治療がスムーズに進められます。

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