アメリカの産婦人科で不妊治療を受けています。
現在は基本的な不妊検査を済ませ、クロミッドを服用しています。
産婦人科でのクロミッド処方の流れをご紹介します。
クロミッド処方
アメリカでもクロミッドは一般的な薬です。
筆者の場合は卵管造影検査を受けたかったため、卵管造影検査の翌月から服用開始しました。
クロミッドは生理開始5日目から、1日1錠を5日間服用します。

クロミッド処方を受ける流れは以下の通りです。
- 生理開始から21日目頃にプロゲステロンの血液検査
- 約1週間後に血液検査の結果が出る
- 医師が血液検査の結果を見て、クロミッド処方するか判断する
- 看護師から電話で検査結果とクロミッド処方について連絡がある
- 電子処方箋が薬局に送られる
- 薬局でクロミッドを受け取り、生理5日目から服用
- 血液検査の予約を電話で行う
1~7の流れを繰り返します。
処方箋はデータが薬局に送信され、薬の準備が出来次第、薬局から携帯にメッセージが届きます。
病院には血液検査だけを受けに行きます。

基本的に、血液検査は生理開始から21日目に受けます。
休診日の関係で、生理開始から20日、22日~24日に血液検査を受けることもあります。
医師との問診は一切ありません。
クロミッドには子宮内膜が薄くなるなどの副作用もあるので、服用は6周期までです。
筆者はクロミッド服用後に生理の量が少なく、日数も減ってしまいました。
そのことは医師にメッセージで質問しましたが、「プロゲステロンの数値上問題ないのでクロミッドを継続」と言われました。
日本のクロミッド治療では、子宮内膜の厚さを測ったり、排卵日を特定したりすることが一般的ですよね。
しかし筆者は、現在の産婦人科で経膣エコーを受けたことがありません。
クロミッドが効いているかどうか、判断はプロゲステロンの数値のみで行われます。
あくまで筆者の場合ですので、不妊治療の専門クリニックなどでは、経膣エコーなどが受けられます。
クロミッドの効果
プロゲステロン(黄体ホルモン)の数値は周期によって異なります。
(4)プロゲステロン(P4)
黄体期中期(黄体期5~7日目)に測定し、黄体機能の評価に用いられる。10ng/ml未満を黄体機能不全と判定する。しかし、測定する意義は乏しいとの意見もある。
日本産婦人科医会 5.不妊の原因と検査;より引用
筆者の場合、クロミッド服用開始前でも一応排卵はしていました。
しかし弱いかもしれないと言われ、クロミッドが処方されました。
クロミッド服用 | プロゲステロン(ng/mL) |
---|---|
服用前 | 11.40 |
服用1周期目 | 23.80 |
服用2周期目 | 26.20 |
数値上、クロミッド服用でプロゲステロンの数値が上がっています。
ただ副作用などが気になるため、転院を検討中です。
まとめ
アメリカの産婦人科でもクロミッドを処方してもらえます。
しかし経膣エコーなどは受けられないかもしれません。
子宮内膜の厚さや排卵日を特定したい方には、不妊治療の専門クリニックの方がおすすめです。
排卵日は排卵検査薬などでも予測することができます。
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