アメリカで運転免許証を取得する方法

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道を走る車

アメリカは車社会なので、都市部以外は車の運転が必須ですよね。

このブログでは、アメリカの運転免許証の取得方法についてお伝えします。

日本よりアメリカの方が、運転免許証は安く簡単に取得できます。

日本の国際免許証について

旅行者は、日本の国際免許証があればアメリカで運転ができます。

国際免許証は渡米前に、警察署または免許センターで申請します。

手数料は2,350円、有効期限は1年です。

しかしアメリカに定住する場合、アメリカの免許証を取得する必要があります

例えばイリノイ州では、1年間有効の日本の国際免許証を持っていても、90日以内にイリノイ州の免許証を取得しなければならないと規定されています。

居住者/非居住者の定義は明確ではありませんが、裁判等面倒なことにならないためにも、一定の期間アメリカに滞在する方は、アメリカの免許証を取ることをお勧めします。

申請に必要な物 

申請に必要な書類や免許費用は、州によって異なります。

  • パスポート
  • Most Recent I-94 
    アメリカ合衆国税関・国境警備局(U.S. Customs and Border Protection)のHPから入手します。
    『Get most recent I-94』をクリックし、氏名、生年月日、パスポート番号、国(日本)を入力
    I-94が表示されたら印刷しておきます。
  • ソーシャルセキュリティーカード/SSNが取得できない証明書
  • 住所がわかるもの(公共料金の請求書や家の契約書)
  • 日本の免許証、国際免許証
  • 車両登録証、自動車保険証のある車(友人や家族のでも可)
  • 免許費用 現金約$30~40 

筆者の場合、免許費用はカードでの支払いも可能でしが、手数料4%がかかりました。

現金しか受け付けないオフィスもあるので、念のため現金を持っていきましょう。 

免許取得までのスケジュール

免許取得までのスケジュール、内容等も州やDMVにより異なります。

学科試験の予約

DMV(Department of Motor Vehicles)のHPで、学科試験の予約をします。

お近くのDMVを検索してください。

路上試験はDMVによって厳しさが異なるようです。

グーグルマップなどのレビューも参考にすることをおすすめします。

DMVで申請書類を提出

パスポートなどの必要書類を提出してください。

また、体重はポンドで、身長はフィートで聞かれるので、事前に調べておいてください。

学科試験の費用を支払う必要があります。

視力検査

視力検査器に映る数字やアルファベットを答えます。

額でボタンを押し続けないと、数字やアルファベットが見えないので気を付けてください。

筆者が受けたところでは、壁に視力検査の紙が貼っており、自分で目を片側ずつ隠しながらアルファベットを答えました。

写真撮影 

写真はその場で撮りました。

撮影は1回のみで、確認はできませんでした。

アメリカでは笑顔で写真を撮るのが普通です。

歯を出してニコッとスマイルしましょう。

学科試験を受ける 

タッチパネル式のパソコンで受けます。

パソコンにあるヘッドフォンは、しなくてもいいと言われました。

筆者はDMVのテキストで勉強したほか、アプリでも勉強しました。

インターネットで、ご自分の州のテキストとアプリを探してみてください。

試験は日本語でも受けられ、試験中に日本語から英語へ変換できます。

日本語で受け、分かりにくい場合は英語に変えることをおすすめします。

初めから英語を選ぶと、内容が難しい可能性があります。

筆者の場合、アプリの問題がそのまま複数出題されていました。

アプリは英語なので、日本語訳では分かりにく問題がありました。

問題数は州により異なります。

正答数で合格が決まるため、誤答が多いと試験途中でも失格になります。

分からない場合はスキップをしてください。

合否はすぐにモニタ―に表示されます。

路上試験の手続

学科試験に合格したら、路上試験を受けたいと伝えます。

路上試験で使う車の車両登録証、自動車保険証を提示する必要があります。

車は友人や家族のものでもいいので、自分で用意します。

路上試験を受ける

駐車場から車を移動し、STOPサインの前で待機します。

筆者は試験官にも車両登録証、自動車保険証、国際免許証を提示しました。

路上試験の内容(筆者の場合)

  • 窓を開けた状態で左ウィンカー、右ウィンカー、ブレーキランプの確認
  • クラクション(ホーン)の確認
  • ブレーキの確認(パーキングブレーキをはずした状態で、ブレーキペダルをはなす)
  • 走行(15~55マイル道路)
  • 坂道停車(路肩に寄せて、ハンドルを切った状態で停車)
  • 坂道発進
  • バック走行
  • スリーポイントターン(道路幅だけで180度切り返し)
  • 車線変更

試験時間は約15分でした。

路上試験は州によって異なります。

筆者の住む州は田舎なので、縦列駐車はないと聞いていました。

州によっては、デフロスターの確認や縦列駐車などがあるところもあります。

試験中の同乗者は認められません。

指示は英語なので、指示が理解できるようにしておいてください。

免許費用の支払い

合格の場合は免許費用を支払い、カードの免許が郵送されるまで使える紙の免許を受け取ります。

不合格の場合、国際免許証がある人は練習して再試験を受けます。

筆者は路上試験に落ち、いつ受かるか分からないため、取り敢えず練習用免許(Learner’s Permit)を取得しました。

通常の免許と同様に、カードが郵送されるまで使える紙の練習用免許を受け取ります。

練習用免許を取得すると、免許を持っている21才以上の人が助手席にいる場合、路上での運転ができます。

しかし運転時間(深夜早朝)や州をまたいでの運転は、州によってルールが異なりますので注意してください。

筆記試験と路上試験は同日に受けられました。

免許更新について

免許更新時期に郵送で通知が送られてくるので、DMVへ行き更新手続きをします。

取得時と同様の必要書類がありますのでご確認ください。

住所が変わった時も、免許を更新する必要があります。

州によってオンラインで無料で更新できるところもありますので、ご確認ください。

他州へ引っ越す場合

引っ越しから約1か月以内に、引っ越し先の州での免許更新手続きが必要です。

州によって必要な試験が異なります。

日本と異なるルール

・左ハンドル
ワイパーは右側、ウィンカーは左側です。

・右側通行
追い越し車線は左側なので、ゆっくり走る時は一番右側を走行してください。

・マイル
マイル表記です。
1マイルは約1.6kmです。

・赤信号での右折
信号が赤でも、車が来ていなければ右折することができます。
しかし右折用の信号がある時や、赤信号での右折禁止(No turn on red)標識のある時は、指示に従ってください。

・右折時の優先道路
Yieldという標識がある時は、車が来ていないことを確認して右折できます。

右折時のKeep Moving
Keep Movingという標識がある時、右折時も止まらず進み続けてください。

・踏切
踏切前の一旦停止は必要ありません。
電車が来ていなければそのまま前進できます。

スクールバス
黄色いスクールバスが赤いランプを点滅させ停止している時は、子どもの乗り降りがあります。
ライトの点滅が消えるまで、対向車線にいても20フィート離れて停車する必要があります。

警察車両
交通事故が起きた時など、警察車両が道路に止っている時があります。
警察車両の側を通る時は、徐行しなけらばなりません。
できればレーンを変えて、側を通らないようにします。

まとめ

運転に慣れている人は一発で合格可能です。

筆記試験は日本語でも受けられますが、路上試験は英語での指示です。

付き添い禁止のため、英語での指示を勉強しておくことをおすすめします。

日本とは異なるルールとしては、スクールバスと警察車両付近を走行する時に十分気を付けてください。

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