【アメリカの乳幼児健診】産後~2カ月健診までの内容、予防接種について

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赤ちゃん

アメリカで出産し、赤ちゃんの乳幼児健診に連れて行きました。

産後~2ヵ月健診の内容などについてご紹介します。

小児科医

小児科医は英語でpediatricianです。

出産後、まずは産院に自分の選んだ小児科医に来てもらいます。

そのため、出産前にどこの小児科をかかりつけにするのか決めておきましょう。

筆者は田舎で選択肢が限られているため、産婦人科及びバースセンターと同じ総合病院内の小児科にしました。

産婦人科では、産後に小児科医に自分で電話するように指示されましたが、バースセンターでは希望を伝えただけで小児科の看護師を手配してくれました。

病室に看護師が来てくれ、子どもの心音や股関節の確認などを行い、退院2日後の検診日時を決めました。

健康保険は、両親と同じ保険に加入すると伝えるだけでOKでした。

病院での出来事について、詳しくは帝王切開についてのページをご覧ください。

乳幼児健診のスケジュール

乳幼児健診は出産後~2ヵ月まで、以下のスケジュールでありました。

  • 退院2日後(誕生日の4日後)
  • 2週間後
  • 1ヵ月後
  • 2ヵ月後

母親の産後健診は1週間後、2週間後、1ヵ月後にありました。

母子の2週間後健診が同日の午前・午後になってしまい辛かったので、可能であれば別日がおすすめです。

乳幼児健診の内容

基本的な健診内容は以下の通りです。

内容は抜けている部分があるかもしれません。

  • 身長、体重、体温、頭囲測定
  • 聴診器を使って心音の確認
  • 股関節の開き具合や膝の高さの確認
  • 全身の皮膚を視診
  • 目と耳の診察

筆者が通っている病院では、まず個室の診察室へ通されます。

親が赤ちゃんの服を脱がせ、おむつだけの状態にします。

おむつが汚れていたら、新しいものに替えます。

おむつは英語でdiaperです。

おしっこなどで濡れているとwet diaperと言います。

健診時はおむつが汚れていない状態にするため、「dry diaperにしてください」と言われました。

親が赤ちゃんを廊下にある体重計まで連れて行き乗せ、看護師に測定をしてもらいます。

体重計

看護師は身長、体重、頭囲の測定をします。

測定が終わったら、赤ちゃんを連れて診察室へ戻ります。

診察室では、服用している薬や赤ちゃんの状態、アレルギー、気になることなどを看護師に伝えます。

その後、医師が診察室に来て診察や質疑応答をしてくれるので、診察台に赤ちゃんを寝かせます。

ベッド

医師から毎回確認されたことは、ミルクの量と時間、排泄の回数などです。

診察後に服を着せ、次回の予約を取って帰宅します。

メディカルレコード

筆者が通っている小児科では、体重と身長を書いたシールがもらえました。

看護師によってシールがもらえない時もありました。

また、希望者にはメディカルレコード(診察記録)を印刷し、帰宅時にもらうことができます。

そのほか、病院のウェブサイトのPatient Portalから、アカウントにログインして見ることができます。

予防接種

産後すぐにB型肝炎の予防接種がありますが、小児科では2ヵ月後健診からです。

予防接種の種類や回数、時期については、アメリカ疾病予防センター(CDC)のウェブサイトで確認できます。

予防接種の記録

以前は予防接種を記録するカードがあったそうですが、筆者の住む州では電子化されており、カードは廃止されていました。

そのため、毎回予防接種を受ける毎に、記録を印刷してもらえました。

筆者は日英の母子手帳を持っていたので、看護師に頼んで記入もしてもらいました。

母子手帳

2ヵ月健診の予防接種

2ヵ月健診の予防接種は以下の注射3本でした。

  • DTap、Hepatitis B、Polioの混合ワクチン
    (ジフテリア、百日せき、破傷風、B型肝炎、ポリオ)
  • Hib(インフルエンザ菌b型)
  • PCV13
ワクチン

両足の太ももに注射を打ち、親は赤ちゃんの手を握ってあげていました。

また、Rotavirus(ロタウイルス)の経口投与がありました。

経口投与なので、飲んでいる間に少し吐き出してしまいました。

看護師にもっと吐いたらどうするか聞いたところ、どのくらい飲めたかわからないので、追加はしないと言われました。

タイレノール

2ヵ月健診の予防接種後に痛みや熱が出る可能性があるので、その場合はタイレノールを飲ませるように指示がありました。

Infants’ TylenolをWalmartで購入しました。

風邪薬

在庫がない時もあるので、事前購入しておくことをおすすめします。

薬は体重によって飲ませる量が決まります。

医師からは6~7kgで1回2.5mlとの指示でしたが、飲ませる量は担当医師にご確認ください。

持ち物

筆者が持っていく物はこちらです。

不要な物もありますが、念のため持って行っています。

  • 保険証
  • おむつ
  • おしりふき
  • タオル/おくるみ
  • 着替え
  • おむつかぶれクリーム
  • ミルク(ミルクの時間の時)

おむつとおしりふきは、診察時に汚れていたら替えるため必須です。

診察時はずっと服を脱がせた状態のため、待ち時間はタオルやおくるみにくるんでいます。

車から病院へは、カーシートとストローラーを使っていますが、カーシートのみで赤ちゃんを連れている人が多いです。

冬は寒いため、カーシートカバーも購入しました。

健康保険について

両親が加入している健康保険に子どもを追加しました。

産後に手続きをし、保険証は約1ヵ月後に届きました。

保険証が届くまでは、自分の加入している保険に子どもを入れることを伝え、自分の保険証を提示していました。

保険証が届くまで、特に診察費の請求などはありませんでした。

夜間や休日の病院について

夜間や休日など、緊急時にどのようにしたらよいか医師に相談しました。

筆者の場合、まずは小児科へ電話してほしいと言われました。

  1. 小児科へ電話(医師または看護師へ電話相談)
  2. 病院に行く必要がある場合はUrgent Careへ
  3. 緊急性がある場合はERへ

近くのおすすめのUrgent Careや、小児科のある病院の情報も教えてもらいました。

何かあった時のため、情報収集しておくと良いと思います。

診察室について

アメリカの病院では基本的に、患者は個室の診察室に通され、看護師や医師が来てくれます。

筆者が通っている診察室には、診察台と椅子、パソコンなどが置いてあります。

診察室は動物と番号で分けられており、例えば「今日は象の1の部屋(Elephant 1)へ行って」と言われます。

動物

最初は何を言っているのかわかりませんでした。

まとめ

アメリカで乳幼児の予防接種は、産後すぐにB型肝炎を行い、その次は2ヵ月健診時です。

2ヵ月健診時には、タイレノールを事前に用意しておくことをおすすめします。

次回は4ヵ月健診です。

9ヵ月健診では発達検査、12ヵ月健診では採血などがありました。

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