生後3ヵ月~4ヵ月の赤ちゃんを連れ、アメリカから日本へ一時帰国しました。
往復路でアメリカン航空のアメリカ国内線2回、JALの国際線2回、日本の国内線に1回乗りました。
赤ちゃん連れに必要な持ち物や、飛行機のバジネット利用などについてご紹介します。
航空券
筆者はアメリカ~日本の往復路で、JALで通しの航空券を購入しましたが、アメリカ国内はアメリカン航空の共同運航便でした。
幼児の航空券については、航空会社の規定をご確認ください。
JALの場合、搭乗時の年齢が生後8日~2歳の幼児の規定は以下の通りでした。
座席を利用する場合は小児運賃
座席を使わず大人の膝の上に座る場合、国内線は無料、国際線は大人運賃の10%
我が家は往復路ビジネスクラスにしたかったのですが、子どもの座席なし(大人運賃の10%)の場合で、エコノミーとの差額が約7万円と言われました。
座席なしに差額7万円は支払えず諦めました。
しかし往路エコノミーで乗り継ぎもあり辛かったので、復路は国際線のみビジネスクラスへマイレージを利用してアップグレードしました。
マイレージでのアップグレードを電話でJALにリクエストすると、アップグレード枠が限られているため、キャンセル待ちの状態になりました。
JALから搭乗の2日前に電話があり、赤ちゃんも大人と同じマイレージ数を使用してのアップグレードとなりました。
子どものマイレージアカウントは、搭乗前にお早めに作成しておきましょう。
バジネットについて
バジネットは赤ちゃんを寝かせられる小さいベッドです。
バジネットの予約
バジネットは国際線のみ予約ができました。
旅行会社を通して航空券を購入しましたが、旅行会社にバジネット使用の希望の旨と、子どもの身長・体重を伝えました。
大人2人と子ども1人の旅行でしたが、バジネット席は2名のみしか予約することができないと言われ、夫は真後ろの席の予約になりました。
当日のバジネット利用について
チェックイン時にもバジネット利用希望の確認や、子どもの身長・体重の確認をされました。
座席の空き状況も確認してもらい、座席を変更して親子3人並んで座れることになりました。
バジネットはシートベルトサインが点灯している間は利用できないので、抱っこになります。
離陸してシートベルトサインが消えると、客室乗務員がバジネットを設置し、着陸前に片付けられます。
エコノミークラスのバジネット
バジネットはエコノミークラスの前列にありました。
足を通路側にして寝かせ、シートベルトの替わりとなるベルトをしてファスナーを閉めます。
我が子の場合は、このベルトをすると暴れてしまい、バジネットは荷物置き場となってしまいました。
ベルトがあご付近になるので、気になる子はバジネットで寝るのは難しいと思います。
エコノミークラスの前列は足のスペースが広いことがメリットですが、肘掛が固定されていて上げられません。
子どもを座席で横に寝かせるのであれば、肘掛が上げられた方が楽かもしれません。
ビジネスクラスのバジネット
ビジネスクラスのバジネットは、ビジネスクラスの後列にありました。
ビジネスクラスの座席は、隣席と真横になっていませんでした。
子どもを真ん中にしましたが、座席に座ると子どもの様子が見にくいです。
また、バジネットが遠いです。
ビジネスクラスの席であれば、赤ちゃんと一緒に座っても苦ではないので、バジネットの利用はやめました。
今回の旅行では、赤ちゃん用の席も購入していました。
復路のみビジネスクラスにアップグレードした段階で、赤ちゃんの座席なしに変更したかったのですが、キャンセルや変更ができませんでした。
機内ではほとんど赤ちゃんを抱っこしていたので、ビジネスクラスであれば赤ちゃんの座席はなくても余裕でした。
ビジネスクラス席は授乳がしやすく、トイレも空いていたのでとても快適でした。
持ち物
赤ちゃん関連の持ち物をご紹介します。
パスポート
パスポートは乳児も必要です。
二重国籍の方は、出入国時にはその国のパスポートを使います。
我が子はアメリカで生まれたため、日米2つのパスポートを持って行きました。
日本出国のチェックイン時のみ、アメリカ滞在許可を提示するために、日米両方のパスポートを見せました。
移動関係の持ち物
移動関係では、下記のグッズがおすすめです。
- ストローラー(ベビーカー)
- カーシート(チャイルドシート)
- 抱っこひも
ストローラー/ベビーカー
ストローラーは通常は無料で、チェックインカウンターや搭乗ゲートで預けられます。
荷物も乗せられるので、搭乗ゲートで預け、降りたゲートで受け取ると快適でした。
ただし、成田空港第三ターミナルの国内線では、チェックインカウンターでの預け入れが必要でしたので、空港や利用便によって注意が必要です。
空港の手荷物検査時は、そのまま金属探知ゲートを通れるところもありましたが、畳んでX線に通したところもありました。
ストローラー(ベビーカー)やカーシート(チャイルドシート)を搭乗ゲートで預ける場合、搭乗開始の約10分前に来るように言われました。
カーシート/チャイルドシート
筆者の場合、カーシートは日本到着時に空港-ホテル送迎バスで使ったり、実家へ帰省する際にも自家用車で使う機会がありました。
旅行先でレンタルなどで手配ができるのであれば、無理に持って行く必要はないと感じました。
カーシートは国際線でのみ、機内に持ち込んで使いました。
国内線は通路も座席も狭く、飛行時間も短かったので、搭乗ゲートで預けました。
無料で預けられます。
カーシート持ち込み時の注意
カーシートを席で使う場合は、JALは事前予約が必要でした。
航空券を発券した旅行会社を通して、カーシート利用の予約をしました。
使えるカーシートには規定があります。
JALの規定はこちらのページでご確認ください。
筆者の使っているChicco Keyfit30は、FMVSSの基準を満たしていました。
マークが見つからずChiccoに問い合わせたところ、アメリカのカーシートにマークはないそうです。
カーシート横に、飛行機(Aircraft)での使用が認められると記載があれば良いそうです。
カーシートの確認に、チェックイン時や搭乗前に時間を要しました。
お早めにチェックインし、搭乗ゲートへ移動することをお勧めします。
ただし、カーシートを座席に設置すると、前の席の人がリクライニングを使用できなくなってしまいます。
抱っこひも
抱っこひもを機内で使えるかどうかは、航空会社の規定によります。
離着陸時は不可の航空会社もあります。
筆者は機内では使いませんでしたが、移動時に使うことがありました。
特に、成田空港第三ターミナルでは、チェックインカウンターでストローラーを預ける必要があったため、あると便利でした。
授乳/ミルク関係の持ち物
- 粉ミルク
- 液体ミルク
- 哺乳瓶
- 哺乳瓶を洗うもの
- 冷凍母乳
- 保冷剤、保冷バッグ
- 吐き戻しを拭くティッシュやタオル
- 授乳ケープ など
母冷凍乳・ミルク
往路の時はまだ哺乳瓶での授乳がなんとかできていたので、冷凍母乳を持ち込みました。
また、念のため液体ミルクと粉ミルクも用意しました。
空港の手荷物検査時には、粉ミルクだけ1回ひっかかり再検査されました。
冷凍母乳は保冷バッグに入れたままでOKでした。
冷凍母乳を保冷剤で挟んでいます。
冷凍母乳に使ったのはKiindeです。
使い捨ての母乳パックなので、旅行時に便利でした。
空港ではトイレの手洗い場のお湯で温めようと思いましたが、お湯が出ない手洗い場が多かったので、解凍後は体温で温めることになってしまいました。
機内ではお湯をもらえるので、冷凍母乳や液体ミルクを温めるより、粉ミルクの方が作りやすいかもしれません。
温める必要がある方は、哺乳瓶が入れられるジップロックやタッパーなどを持って行った方が良いです。
授乳
冷凍母乳も利用しましたが、だいたいは直接授乳しました。
授乳ケープはエプロンタイプやポンチョタイプなど、色々あります。
筆者はエプロンタイプを使っていましたが、ポンチョタイプを日本で買い足しました。
大好きなムーミン柄です。
服をまくった時に背中が見えてしまうことがあるので、360度布でカバーされていると安心です。
また、持っていた授乳ケープの生地が厚く、赤ちゃんが授乳時に息苦しそうにしていたので、ガーゼで通気性の良いケープに変更しました。
月齢があがるにつれ、授乳時によく手足が動くようになるので、丈の長さが十分にあり、取れにくいケープがおすすめです。
機内では赤ちゃんが泣いたらすぐ授乳ができるように、常に授乳ケープを身に着けていたので、オシャレさもあると良いと思います。
こちらの授乳服を使いましたが、授乳口付きで胸以外が見えないので便利でした。
おむつ関係
- おむつ
- 着替え(大人と子ども)
- おむつ替えシート
- ビニール袋
おむつ交換台は、空港内のトイレや飛行機内のトイレにあります。
飛行機内のトイレは、おむつ交換台があるトイレとないトイレがあります。
おむつ交換台があるトイレには、扉にマークがついています。
トイレの便座の上に、おむつ交換台があります。
台が硬いため、タオルなども敷いてあげると良いです。
往路ではおむつ替えの失敗が多く、かなり大量のおむつと着替えが必要になりました。
念のため大人の着替えもあると安心です。
復路では失敗を生かし、使い捨てのおむつ替えシートをおむつの真下に敷き、おむつ替えを行いました。
乾燥対策関係
鼻づまり対策として、スポイト型の鼻吸い器や鼻スプレーを持って行きました。
鼻スプレーをすると、鼻水がかなり取りやすくなります。
移動時間が長かったので、乗り継ぎ時などに鼻の掃除をしてあげました。
また、乾燥するためボディクリームも持って行きました。
その他
その他お子さんによって、よだれかけやおしゃぶり、おもちゃ、離乳食などがあると良いでしょう。
赤ちゃん連れで飛行機を利用してみて
赤ちゃん連れで飛行機を利用してみて、案外月齢が低い方が親は楽だと感じました。
子どもの性格にもよりますが、寝ている時間も長く、授乳すればすぐに泣き止むので、かなり静かで客室乗務員に褒められていました。
逆に1歳くらいのお子さんの方がずっと泣いており、親は大変そうにしていました。
赤ちゃん連れだと荷物が大量になってしまいます。
筆者は子どもの荷物のことばかり考えていたので、自分の荷物の忘れ物が多かったです。
日本の運転免許証やカードなど、忘れないようにお気を付けください。
まとめ
乳幼児連れの長時間移動は、心配なことが多いと思います。
遅延や欠航もあり得ますので、おむつや着替え、ミルクなどは、普段より多めに持って行くと良いでしょう。
我が家は実際に悪天候で欠航になり、フライト日時と便の変更、経由地の変更、経由地での宿泊、遅延で大変でした。
日米の二重国籍の赤ちゃんが一時帰国する場合、日米のパスポートが必要です。
取得まで日数がかかるので、早めに準備しておきましょう。
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