アメリカの救急救命室(ER)を受診したので、診察や待ち時間などについてご紹介します。
症状的には命の危険はなく、ERよりもアージェントケア(Urgent Care)が適していました。
しかしアージェントケアが深夜で開いていなかったので、ERに行ってきました。
症状とERについて
筆者の場合は週末の夜10時頃、子どもの指が目に入ってしまい、激痛で目が数分間開けられなくなりました。
その後は痛みは軽減したものの、目が霞んで見えました。
視力低下の恐れもあることから、早期の病院受診を決めました。
症状的には命の危険もないので、まずはアージェントケアを探しました。
しかし夜遅く田舎に住んでいるので、ER以外の病院が閉まっていました。
アメリカのERは治療費が高く、命に関わるような緊急時に行くイメージでした。
そのため、とりあえずERへ行ってみて、ダメなら他の病院を教えてもらおうということになりました。
結果、筆者のような場合でもER受診で大丈夫でした。
その後も顎がはずれた日本人に付き添ってERへ行きましたが、問題なく診てもらえました。
他の患者の様子も見たところ、歩いて受診・退院している人も多くいました。
チェックイン
病院に入ると、入口付近に警察官が1名おり、フロントに看護師1名がいました。
症状を伝えると診てくれると言うので、受付をしました。
用紙に名前、生年月日、署名を書き、保険証を提示しました。
筆者の場合は系列病院の産婦人科受診歴があったため、患者情報が既にありました。
口頭で住所や電話番号などに変更がないか確認され、看護師に何時に何が起こったか、痛みの状態などについて軽く伝え、待合室で待機しました。
受付では名前やQRコードが書かれたリストバンドを腕にされました。
診察
ERでは待ち時間が長く、到着から退院まで約3時間半かかりました。
- 21:10ER着 受付
- 21:40看護師による問診
- 22:25医師が目薬をさす
- 22:50看護師が目薬をさす
- 24:00医師が目薬をさす、診察
- 0:30退院手続き
看護師による問診
まずは看護師による問診が、フロント横の部屋でありました。
脈拍、体温などを測り、病状や病歴、アレルギーの有無、体重・身長、希望する薬局、保険会社などについての確認をされました。
待合室へ戻って待機し、病院到着から約40分後にERの個室へ案内されました。
個室ではベッドに座って待ちました。
医師による診察
医師が来るまでかなり待ちました。
やっと来てくれたと思っても目薬だけさして、「もう少し目が開くようになったら診察する」と言い、すぐに退室してしまいました。
その後、看護師が別の目薬をしに来てくれたものの、そのせいで痛みが増しました。
痛みが増したことを伝えても誰も来てくれず、ひたすら待ちました。
医師が診察してくれたのは、病院到着から約3時間後でした。
「急患がいたので待たせてごめんね」と謝ってくれる優しい医師でした。
医師の診察は思っていたよりしっかりしており、目に傷が少しあると診断されました。
軟膏タイプの目薬(オイントメント)が処方され、3日間目薬をつけ、眼科を受診するように指示されました。
退院手続き
医師の診断が終わり、筆者はt一刻も早く帰宅したかったのですが、退院手続きがありました。
看護師が書類を持ってくるのを20分程待って署名をし、診察のレポートをもらいました。
病院出口はロックされていたので、看護師にロックを解除してもらい退院しました。
ERを受診してみて
ERを受診して筆者は良かったです。
家で痛みがひいたので病院受診は迷いましたが、ER受診中に痛みが増し、光の刺激が痛く感じたり、何もしなくても涙が出てしまうくらいの痛みがありました。
目薬を処方してもらったおかげで治りも早く、4日後にはほぼ完治しました。
ERでは待ち時間が長く辛かったですが、救急の患者を優先するので仕方がありません。
筆者のような軽傷でERを受診してもいいのか不安でしたが、今回の経験で他の病院が開いていない時間帯には、比較的気軽にERを受診できることがわかったので安心しました。
費用について
ER受診時の費用は保険プランによります。
筆者は歯科検診なども含め、保険会社へ直接費用が請求され、ほとんどをカバーしてもらっています。
今回のERの請求金額は$997でしたが、自己負担はありませんでした。
数日後に眼科を受診したところ、ほぼ完治していたので簡単な診察のみでしたが、$75の請求でした。
やっぱりERは高額ですね。
まとめ
アメリカで軽傷でも、アージェントケアが開いていないような時間帯には、ER受診することが可能でした。
ERは待ち時間が長く、治療費も高額です。
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