アメリカで病院を受診した後、処方薬はどこでどう受け取ればいいのか、このブログではエトナ(aetna)の保険に加入している筆者の経験を基に解説します。
処方薬はどこでも受け取れる?
アメリカにはWalgreensやCVSなど様々な薬局があります。
しかし日本とは異なり、どこでも保険が適用されるわけではありません。
あなたの健康保険のプランが契約しているインネットワーク(in network)とそれ以外のところがあり、インネットワークの薬局では基本的に薬が安く手に入ります。
もしネットワーク外の薬局で薬をもらう場合、保険が適用されず全額支払う必要があります。
保険のプランにネットワーク外のベネフィット(out-of-network benefits)が付いている方は、保険会社へ請求すれば返金を受けられる可能性があります。
詳しくはご自身が加入している保険会社へご確認ください。
インネットワークの薬局の探し方
例として筆者が加入している保険会社エトナでの検索方法をご紹介します。
- エトナ公式ウェブサイトを開きアカウントにログイン
- メニューバーのPharmacyを選択
- Find a Pharmacyを選択

住所が登録されていれば、自動的にご自宅付近のインネットワークの薬局が表示されると思います。
表示されない方は、Nearに住所を入力で検索ができます。

50件表示されていますね。
表示はSort byのボタンで距離順(Distance)やローマ字順(A→Z、Z→A)へ変更できます。
処方薬の受け取り方
処方箋のタイプ
病院でもらう処方箋は2種類あります。
- 紙の処方箋
- 電子処方箋(E-Prescribling)
2の電子処方箋の場合、病院は処方箋のデータを薬局へ送信します。
薬を受け取る薬局を病院へ伝える必要がありますので、どこの薬局で受け取るか決めておきましょう。
病院でどのくらいで薬が準備できるのか聞いておくと、薬局で待たずに薬を受け取れます。
薬情報を渡されないので、念のため薬名を聞いてメモしておくといいですね。
病院で検査を受けた場合など、検査結果によって受診日以降に薬が処方されることがあります。
アメリカでは、薬をもらうためだけに病院に行く必要はなく、電話で検査結果が伝えられ、電子処方箋が薬局へ送られることが多いです。
薬局で初回処方箋受け取り時に電話番号を登録しておくと、薬の準備が出来たら携帯にメッセージが届きます。
メッセージには料金も明記されていて、オンラインで事前に支払うこともできます。
処方薬をもらう時に必要な物
- 医療保険証
- 身分証明書
- クレジットカード/お金
- 紙タイプの処方箋の場合は処方箋
2回目以降は、身分証などの提示が求められないこともあります。
薬局での手続き
薬局によっては、支払い済の方とそうでない方で、窓口が分れていることもあります。

薬局では処方薬を受け取る以外にも、インフルエンザ予防注射、リフィルという繰り返し同じ薬受け取るなど、様々なことができます。
まずは処方薬を受け取りに来たと目的を明確にしましょう。
- I’m here to pick up my prescriptionと伝える
- 医療保険証や身分証明の確認
- 料金を支払う ※高い場合は支払う前に薬剤師に相談
- 薬を受け取る
飲み薬はプラスチックケースにまとめて入れられています。ラベルには氏名や薬情報が書いてあります。
服用例) Take one pill three times a day for 7 days 1日1錠を3回、7日間服用
食前・食後などは記入されていませんが、筆者は病院の医師から消化のために食事と一緒に服用するようにと言われました。
病院で薬の飲み方について詳しく聞いておくことをお勧めします。
薬の価格の調べ方
処方薬も健康保険のプランによってカバーする範囲が異なり、自己負担額もことなります。
例として筆者が加入しているエトナでの検索方法をご紹介します。
- エトナ公式ウェブサイトを開きアカウントにログイン
- メニューバーのPharmacyを選択
- Find a Pharmacyを選択
- Estimate Medication Costsを選択
- Check Drug Costというページが表示される
- 薬名を入力してSearchボタンを押す

筆者がもらったヘルペス用の薬を検索しましたが、無料と表示されています。
実際に薬は無料で入手できました。
この時は飲み薬だけ処方してもらいましたが、市販の塗り薬をすでに使っていたからかもしれません。
服用している薬がある場合は、医師に必ず伝えてください。

まとめ
薬局にもネットワークがあります。
どこでもらうのか決めておくと安心ですね。
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