【アメリカの洗濯事情】洗濯機の種類、購入時の注意、洗剤など基本情報をご紹介

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洗濯機と猫

アメリカの洗濯機の種類や洗剤の選び方、洗濯槽クリーナーなど、洗濯に関する基本情報をお伝えします。

また、Home Depotで洗濯機を買い換えた経験をもとに、洗濯機購入時の注意点をご紹介します。

アメリカの洗濯事情

洗濯機の種類

アメリカにも日本と同じ様に、ドラム式と縦型の洗濯機があります。

  • ドラム式(Front Load Washers
  • 縦型(Top Load Washers

ドラム式と縦型洗濯機を比べてみましょう。

ドラム式 縦型
洗浄力
価格高い安い~高い
水の使用量 少ない 多い
生地へのダメージ少ない傷みやすい

製品にもよりますが、ドラム式の方が水や洗剤の使用量が少ないため皮脂汚れに強く、縦型は頑固な汚れに強いと言われています。

洗濯機の構造について詳しく知りたい方は、裏読みWAVEの『日本は洗濯機もガラパゴス? 日米欧で方式なぜ違う』が参考になります。

縦型洗濯機には、2種類のタイプがあります。

  • アジテーター(Agitator)
  • インペラ(Impeller)

アジテーターは、洗濯槽中心部にある棒のような「かくはん翼」です。

アジテーター

アジテーターのメリットは、価格が安く、洗浄力が向上することです。

インペラは日本で一般的な縦型洗濯機で、洗濯機の底にある羽根が回転します。

縦型洗濯機

インペラのメリットは、アジテーターがない分、洗濯できる容量(Capacity)が大きいことです。

筆者が「縦型アジテーター」からドラム式に買い換えた理由も、容量が少なく布団が洗えなかったからです。

  • 安さで選ぶなら、縦型アジテーター
  • 容量で選ぶなら、ドラム式か縦型インペラ

HE洗濯機

HE Washerとは、High Efficiency Washerの略語で、高性能洗濯機を意味します。

縦型、ドラム式両方に、HEの洗濯機があります。

HE洗濯機は、通常の洗濯機よりも、使用する水、洗剤、電気が少なくなります。

水は従来の洗濯機と比べ、なんと80%も少ないそうです。

HE洗濯機には、HE洗濯用洗剤を使用する

洗濯用洗剤

洗濯用洗剤は英語でLaundry Detergentです。

『Tide』や『Gain』の洗濯用洗剤が有名です。

筆者はコストコで購入した『Ecos Laundry Detergent』を使用しています。

敏感肌のために作られた洗剤です。

洗剤

こちらはHE洗濯用洗剤で、通常の洗濯機にも使用できます。

HE洗濯機には、必ずHE洗濯用洗剤を使用してください。

洗剤

HE洗濯機の場合は、1回につき約30ml(1オンス)の洗剤を使用します。

通常の洗濯機には、1回につき約60ml(2オンス)の洗剤を使用します。

洗剤使用量が倍も違いますね。

コインランドリー

都会では、アパートの部屋内に洗濯機が設置できないこともあります。

アパート内に共有のコインランドリーがあることが多く、プリペイドカードなどを購入して使います。

筆者が以前暮らしていたアパートでは、洗濯で1回$1.20でした。

別料金で乾燥機も使用できました。

洗濯用洗剤は自分で用意する必要があります。

乾燥

日本の縦型洗濯機には、くず取りネットがついていますが、アメリカではついていません。

衣類からでる埃は、乾燥機で取ります。

乾燥すると埃がフィルターにたまるので、乾燥機使用後に毎回捨ててください。

乾燥機フィルター

アメリカでは洗濯物は外に干したりせずに、毎回乾燥機を使って乾かします。

洗濯物は景観を損ねるからですね。

どうしても干したい場合は、部屋の中で干してください。

アメリカのAmazon.comで販売されているランドリーラックは、便利で筆者も使っています。

洗濯物ばさみなどは、必要であれば日本から持って行くことをおすすめします。

洗濯槽クリーナー

日本と同様に、定期的に洗濯槽クリーナーの使用がおすすめです。

Washing Machine Cleanerを購入してください。

筆者は『affresh』の洗濯槽クリーナーを、Amazonで購入して使っています。

洗濯槽クリーナー

1か月に1回、または30回使用後に1回の使用が推奨されています。

使い方

  • 洗濯機を空にする
  • 洗濯槽にタブレットを1個を入れる
  • 洗濯機にClean Washer Cycleがあれば選択する

<Clean Washer Cycleがない場合>

通常の洗濯機:Hot WaterでNormalまたはHeavy Cycle

HE洗濯機:Hot Waterで水の使用量が多く、長時間のサイクル

洗濯機のメーカー

メーカー毎に、2021年8月時点のHome Depotの取り扱い台数をまとめてみました。

メーカードラム式縦型
Samsung韓国2328
LG韓国2310
Whirlpool米国1419
GE米国913
Maytag 米国 310
Electroluxスウェーデン30

アメリカでは、韓国のSamsungとLG、米国のWhirlpoolとGEが主流になっています。

MaytagはWhirlpool所有のブランドです。

洗濯機購入時の注意点

我が家はコストコのヘビーユーザーのため、コストコオンラインでの洗濯機購入も検討しました。

しかし初めてのアメリカでの洗濯機購入に不安があり、店員に相談しながら購入できるHome Depotを選びました。

Home Depotは大型ホームセンターなので、信頼感もあります。

ちょうど11月だったので、ブラックフライデーセールをやっていました。

洗濯機のセールは結構頻繁に行われているので、セールを狙うのが良いですね。

大型家電をコストコで購入する時は、エグゼクティブ会員になるとお得です。

設置スペース

洗濯機を運ぶ人

設置スペースの奥行き(Depth)と幅(Width)が十分か、搬入口の広さは十分か確認してください。

排水ホースの位置も確認が必要です。

洗濯機使用後は、カビ防止のために洗濯機のフタを開けておきますよね。

ドラム式の場合、フタが邪魔になることがあります。

フタはDoor Styleで確認してください。

左開き(Left swing)が一般的です。

我が家は左開きを購入したため、洗濯部屋のドアが閉められなくなりました。

製品によっては、フタを左右付け替えることができるReversibleもあります。

また、お子さんが洗濯機の中に入って閉じ込められてしまう可能性もあるので、ドアストッパーをつけると安心ですね。

洗濯機の中の猫

また、洗濯機は、縦型よりドラム式の方が重いです。

縦型の洗濯機は筆者1人でも動かして微調整ができましたが、ドラム式は全く動かせません。

重さは製品にもよりますが、縦型で60キロ台、ドラム式では90キロ以上の物もあります。

設置時に微調整までしっかりしておくと良いですね。

洗濯機の費用

洗濯機はSamsungのドラム式を購入しました。

$799.00がセールで$598.00でした。

しかし145の追加費用と税金があり、最終的には$800近くになりました。

追加費用
ホース代 $30
3年保証 $90
古い洗濯機の撤去費用
(Haul Away Your Old Appliance)
$25

追加費用については、事前に確認を怠っていました。

保証料

保証は3年と5年の期間が選べ、製品の値段によって料金が決まっていました。

製品の値段 5年保証 3年保証
$550~$699.99 $135$90
$700~$999.99 $160$105

洗濯機がセールで$598だったので、3年保証料は$90で済みました。

古い洗濯機の撤去費用

古い洗濯機の撤去費用(Haul Away Your Old Appliance)は、洗濯機の代金に含まれていることもあります。

例えばコストコオンラインの洗濯機は、撤去費用が含まれているようです。

デリバリー

デリバリー料は無料でした。

しかしブラックフライデーセールのため繁忙期で、最短で購入から17日後の配達でした。

同時期に確認したコストコオンラインのデリバリー予定日は、もっと遅かったです。

セール時はデリバリーに日数がかかります。

縦型とドラム式を比べてみて

最後に、縦型とドラム式洗濯機を使ってみて、気付いた点をご紹介します。

カビ

カビは縦型でもドラム式でも発生してしまうので、定期的なクリーニングが必要です。

古い洗濯機はカビが多く、洗濯槽クリーナーを使っても綺麗になりませんでした。

カビが蓄積して取り切れなくなってしまったようです。

そうなる前に、定期的にクリーニングをすることが大事ですね。

ドラム式では特に、ゴムパッキンと洗剤投入口が心配です。

ドラム式洗濯機

洗濯後にゴムパッキンに水がかなり残っているので、面倒ですが毎回拭き取っています。

洗剤投入口は、毎回残った水を捨てています。

衣類の取り出しやすさ

縦型の時はつま先立ち、ドラム式は中腰で衣類を取り出しています。

どちらが良いかはお好みですね。

洗濯物の追加

縦型の時は、洗濯途中でも洗濯物を追加できました。

しかしドラム式では、途中追加ができないので不便です。

水の使用量

水の使用量は、ドラム式のHE洗濯機になったので、驚くほど少なくなりました。

水道代も安くなると期待していましたが、月々の水道代は大差ありませんでした。

アメリカでは水道代が安いからですね。

まとめ

  • アメリカの洗濯機は、縦型(Front Load)とドラム式(Top Load Washers)がある。
  • 縦型には『アジテーター』というかくはん翼がついているものがある。
  • HE(高性能)洗濯機には、HE洗濯用洗剤を使用する。
  • 洗濯物は外に干さずに、乾燥機で埃を取る。
  • 洗濯機購入時は追加で、ホース代や保証料、古い洗濯機の撤去費用などがかかる場合がある。
  • セール時に洗濯機を購入すると、デリバリーに日数がかかることがある。
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