アメリカで子どもを出産しました。
アメリカでの出産は不安もありましたが、筆者はアメリカで出産して良かったと思っています。
費用や健診、良かった点、あまり良くなかった点などをご紹介します。
費用
費用は保険のプランによって異なります。
筆者の場合ですが、不妊治療中に血液検査やクロミッド処方、卵管造影検査などを受けました。
妊活中~出産まで、かかったのは自費で受けた出生前診断の$99だけでした。
妊婦検診
前期・中期は基本的に4週間に1回、後期は1~2週間に1回の検診でした。
予約ができるので、待ち時間はあまり長くありませんでした。
10~15分で帰宅できる時もあれば、医師待ちで30分ほどかかる時もありました。
基本の検診内容は体重・血圧測定、尿検査、胎児の心拍の確認、問診でした。
中期からは子宮底長測定が追加されました。
その他、TDapのワクチン接種、子宮内診などがありました。
健診には配偶者が付き添っている方も多く、筆者も超音波検査時には付き添ってもらいました。
検診結果について
検診後の結果については、病院のウェブサイト上で「Patient Portal」にサインインをして確認できました。
検査後、数時間で結果が見られるので便利でした。
検査結果で問題がある場合のみ、病院から連絡がありました。
超音波検査について
超音波検査(Ultrasound)は基本2回でした。
初診時に簡単な超音波検査を受け、19~20週の時に精密な超音波検査を受けました。
日本と比べて超音波検査が少ないので、これに関しては不安でした。
胎動が感じられるようになると、不安な気持ちも落ち着きました。
その他、触診で逆子の疑いがあったため確認で超音波検査を受けました。
筆者はやりませんでしたが、自費で追加の超音波検査を受けることもできました。
逆子について
英語で逆子はBleech Position、正常であればCorrect PositionやHead Positionと言います。
筆者が30週で逆子が気になり聞いてみたところ、お腹を触って診断をし、怪しければ超音波検査をすると言われました。
30週では正常でしたが、37週になり逆子の疑いがあったため超音波検査を受けました。
超音波検査では一瞬見ただけなので、筆者にはよくわかりませんでした。
逆子は改善されず、39週で予定帝王切開になりました。
担当医師について
筆者が受診していた産婦人科は、女性医師が数名いる病院でした。
1人の医師にずっと診てもらいたいと言ったところ、出産時はその時勤務している医師になるため、必ず全員の医師に最低1回は診てもらった方が良いとのことでした。
そのため、全医師に2~3回ずつ検診をしてもらいました。
出産時の医師を決められないのであれば、検診時に顔合わせをしておいた方が安心だと納得しました。
筆者は予定帝王切開になりましたが、医師は2名のうちから選べました。
入院日数について
入院日数は日本と異なり短いです。
基本2泊3日で、1泊しかしない人もいるそうです。
帝王切開でも2泊3日でした。
部屋はシャワー・トイレ付の個室で、夫もソファベッドでの寝泊まりができました。
入院期間中動けなかった筆者の替わりに、夫が子どもの世話をしてくれました。
父親としての自覚が芽生えるので、夫の付き添いは日本より良いところだと感じました。
必要最低限の滞在でしたが、家の方がよく眠れて身体の回復が早かったです。
しかし身体が思うように動かせない中、夫婦2人で初めての育児と家事で大変でした。
夫には産後1週間在宅ワークをしてもらいました。
家事は最低限しか行いませんでした。
予定帝王切開だったため、事前にカレーなどを作って冷凍しておいたり、生姜焼きなどタレに漬けて冷凍してあったので、解凍して焼くだけの調理で乗り切りました。
アメリカで出産してみて
筆者はアメリカでの出産しか経験がありませんが、アメリカで産んで良かったと思っています。
良かったところ
- 健診が予約制で時間があまりかからなかった
- 女性医師のみ
- 保険でカバーされ、ほとんど費用がかからなかった
- 入院時は個室で夫の付き添い可
- 夫の帝王切開の付き添い可
- 入院個室でのカメラマンによるニューボーンフォト撮影
- アメリカ国籍が取得できる
産婦人科の医師は女性のみでした。
不妊治療の卵管造影や帝王切開時の麻酔科医は男性医師でした。
あまり良くなかったところ
- 産院での食事があまり美味しくなかった
- 超音波検査の回数が少ない
- 父母学級が有料
産院での食事は自分で選択でき、量も十分ありましたが、あまり美味しくはありませんでした。
まとめ
アメリカでの妊娠~出産は、日本と異なり超音波検査の回数が少なく、入院日数が短いです。
しかし筆者にとっては健診の待ち時間の少なさや、個室での入院、夫の帝王切開・入院中の付き添いなどの点で、アメリカで出産して良かったと思っています。
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