アメリカの家賃は年々上がっています。
アメリカの賃貸契約期間は12カ月が基本です。
契約更新時は、12カ月更新の家賃が一番安く、12カ月未満の更新は家賃が高額になります。
筆者は引っ越し予定があったため、4カ月契約の家賃値下げ交渉を行い成功しました。
中途解約について
賃貸契約は12カ月更新が基本ですが、数カ月単位での更新が可能な不動産があります。
筆者が済んでいるアパートでは、2カ月以上から契約更新が可能です。
しかし家賃は契約月数によってかなり異なりました。
契約更新 | 家賃(米ドル) |
---|---|
60日 | 3,000 |
4カ月 | 2,700 |
12カ月 | 1,800 |
我が家の場合、4カ月更新を希望していますが、家賃が高すぎます。
ちなみに更新前の家賃は$1,650です。
アメリカでも賃貸契約期間中に、中途解約することができます。
しかし、契約期間の家賃全額支払いを命ぜられたり、家賃数か月分の違約金が生じることがあります。
まずは契約書に『Early Termination』の条項があるかどうか確認してください。
筆者はアパートに住んでいますが、中途解約の条件は以下の通りでした。
- 退去の60日前に文書で通知
- 中途解約の違約金として2か月分の家賃支払い
仮に12カ月更新をして中途解約した場合、違約金は$3,600になってしまいます。
4カ月更新も中途解約も金銭的負担が大きすぎます。
そのため、家賃値下げ交渉をすることにしました。
家賃値下げ依頼のレター
家賃値下げはレターで、アパートの管理会社宛に行いました。
ワードで文書を作成して印刷し、署名をして、スキャンして電子メールで送信し、レター原本を直接手渡ししました。
その結果、翌日には家賃減額の知らせがありました。
レターの構成は以下の通りです。
- 自分の名前と住所
- 管理会社の名前と住所
- 件名
- 本文
- 自分の名前と日付、署名
宛名がわからなかったので省略しましたが、オーナーが個人の場合は、本文の前に「Dear 〇〇,」を付け足してもいいと思います。
文法上の誤りはあると思いますが、ご参考までに実際に送った件名と本文をご紹介します。
Re: Request to Lower Monthly Rent Payment
(月額家賃減額の依頼について)
I am writing this letter to make a humble request for a reduction in home rent of 4 month-term renewal.
(4カ月更新の家賃減額を依頼するため、このレターを書いています)
My lease agreement is going to be ended on 月/日/年, and I received the renewal lease agreement.
(私の賃貸契約は〇〇年〇〇月〇〇日に切れる予定で、契約更新書を受領しました)
Due to work relocation, I will move at the end of 月/ 年.
(転勤のため、〇〇年〇〇月末に引っ越します)
My monthly rent is $1,650.00 for now, but 4-month new rent is $2,700.00, which I cannot afford.
(現在の家賃は$1,650ですが、4カ月更新の家賃は$2,700となり、支払うことができません)
With the renewal of the lease, I would like to request a reduction of monthly rent making it $1,800.00, which is same as 12-month term new rental rate.
(12カ月更新時の家賃$1,800と同額になるように、家賃減額を依頼したいです)
I have been paying the rent on time for about five years.
(5年間家賃を滞納せず支払ってきました)
Also, I have maintained your property in very good condition.
(また、アパートを良い状態に維持してきました)
I hope you will consider my request.
(私の依頼を考慮してくださることを望みます)
Thank you,
(ありがとうございます)
交渉結果
筆者はダメもとで、12カ月更新時の家賃と同じになるように依頼をしました。
その結果、12カ月更新時と同額にはなりませんでしたが、4カ月更新時の家賃は$2,700から$1,920に値下がりしました。
更新前の家賃と比べると$300近くの値上げとなってしまいましたが、なんとか支払える金額です。
筆者の値下げ交渉が成功した理由は、以下が考えられます。
- 退去予定を半年以上前に告げた(4カ月更新のため)
- 5年間アパート契約をしており、家賃滞納がない
- アパートを綺麗に使っている
- 近隣から苦情がない
まとめ
アメリカで家賃減額をしてもらえることもあります。
家賃が高くてお困りの方は、レターを作成して交渉してみるもの手です。
しかし、交渉しても家賃が下がらず、関係が悪化してしまうこともありますのでご注意ください。
同じアパートに空き部屋がある場合は、家賃相場を調べてみて、減額の参考にしてください。
退去時には清掃代が請求されます。
電気コンロの掃除には、Cook top cleaningがおすすめです。
コメント