アメリカで、まずは筆者が女性不妊検査を受け始めました。
その後、夫が精液検査をしました。
精液検査の予約から受診についての体験談をご紹介します。
精液検査の予約
筆者は産婦人科に通っています。
女性専用のため、男性不妊の検査はできません。
2回目の受診時に医師に相談したところ、他の病院を紹介してもらうことができました。
しかし、夫の仕事の都合によりなかなか受診できず、予約を試みた時には遅すぎました。
紹介は30日間で失効すると言われ、予約には再度病院から紹介してもらう必要があると言われたのです。
紹介に有効期限があることは知りませんでした。
そこで、別の病院を探すことにしました。
精液検査は英語で「Semen analysis」と言います。
住んでいる地名と「Semen analysis」でグーグル検索した結果、土日祝日にもやっている病院を見つけました。
体外受精なども行っている、不妊治療のためのクリニックです。
その病院が保険のインネットワークかも確認し、予約申請のメールを送りました。
インネットワークかどうかは、保険会社に問い合わせて確認することができます。
筆者はいつも保険会社のウェブサイトから、アカウントにサインインして検索確認しています。
病院からすぐに返信があり、新規予約は可能で、筆者が代理で受診すれば検査のための容器を事前にもらえて、代理で提出することも可能と言われました。
採取から病院持ち込みまでの時間は4~5時間以内と言われました。
他の病院のウェブサイトで確認すると、45分以内となっていたので心配になりました。
また、土日の検査は行っていないとのことでした。
コロナのせいもあるかもしれませんが、ウェブサイトが修正されていないので若干不信感が芽生えました。
幸いにも夫が時間休を取得できたため、病院で採取してもらうことになりました。
病院とは数回メールでやり取りをしましたが、電話で話したいと言われ通話しました。
そこで、予約にはデポジット$25が発生するため、クレジットカード情報を求められました。
また、保険証番号や生年月日などの確認もありました。
予約後
予約が済むと、新規患者用のフォームがメールで送られてきました。
住所や保険などの個人情報、病歴や不妊歴、子ども有無、生活習慣などに関する項目がありました。
男性の部分だけで10ページほどありました。
また、注意事項として予約時間の30分前に来るようにと書かれていました。
我が家は医療保険に加入していますが、未加入の場合は受診料$240、精液検査$98がかかるそうです。
ちなみに医療保険のない女性が受診し、血液検査や子宮内エコーを受けると、$700~$1000と書かれていました。
禁欲(abstinence)期間などの注意事項はありませんでしたが、他の病院の情報(2日~1週間)を参考にしました。
アルコールは摂取しませんでしたが、カフェインが結果に影響する可能性があることは後で知りました。
病院受診
病院に到着したらまず、受付で新規患者フォームと免許証、保険証を提出しました。
次に看護師が血圧、身長、体重、酸素濃度を測ってくれました。
その後は個室に通され、少し待機した後に医師と話をしました。
医師からは、妊娠希望の有無、検査を受けたことがあるか、自分が健康だと思うか、子どもはいるかなどの確認がありました。
筆者は通訳も兼ねて同席させてもらっていたので、血液検査が必要かを問いましたが、不要と言われました。
問診は数分で終わり、書類に署名と禁欲日数を記入しました。
採取室へは看護師が案内してくれ、採取方法の説明などがありました。
採取室はトイレと洗面台付で、椅子が置いてある小部屋でした。
普通のトイレだと予想していたので良かったです。
採取の前には手を洗い、出した精液を全て容器に入れ、終わったら容器を棚に置いてそのまま帰宅可能でした。
検査結果
検査結果はその日の午後に分かるので電話すると言われていましたが、連絡はありませんでした。
アメリカの病院で、検査結果が予告通りにされたことがありません。
翌日午前中も連絡がなかったので、午後に電話してみました。
結果は全てノーマルと言われました。
WHOでは、精液検査の正常値を以下の通り定めています。
検査項目 | 英語 | 下限基準値 |
---|---|---|
精液量 | Semen volume | 1.4ml |
精子濃度 | Sperm concentration | 1600万/ml |
総精子数 | Total sperm number | 3900万 |
運動率 | Total motility | 42% |
全身運動率 | Progressive motility | 30% |
生存率 | Vitality | 54% |
正常形態率 | Normal forms | 4% |
詳細を教えてほしいと言ったところ、精液量と精子濃度のみしか看護師は見られず、詳しくは再度受診するように言われました。
結果がノーマルであり、人工授精や体外受精までにはまだ時間が必要なため、今回は詳細を聞くのを諦めました。
まとめ
アメリカで精液検査は、インターネットなどで自分で探すこともできます。
新規患者の予約も受け付けているところがあるので、インネットワークか確認してから連絡してみてください。
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