レンタルサーバーはロリポップ！を使い、ワードプレスでブログを作成しています。
いつも通りプラグインを更新したところ、サイト表示も管理画面ログインもできなくなり、「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示されるようになってしまいました。
ロリポップ！のFTPを修正することで、サイトを復旧させることができたので、やり方をご紹介します。
重大なエラーについて
サイトが閲覧できなくなると、収益にも関わるので困りますよね。
今回は複数のプラグインを同時更新したところ、いきなりサイトが表示できなくなり、管理画面も表示されなくなってしまいました。
替わりに表示されたのはこちらです。
こちらのサイトで重大なエラーが発生しました。
ワードプレスのトラブルシューティングでは、2つの修正方法が紹介されていました。
- FTPまたはホスティングサービスのコントロールパネルでプラグインを無効化する
- phpMyAdminでプラグインを無効化する
筆者はブログ初心者で知識が無く、phpMyAdminのやり方を読んでも分かりませんでした。
FTPの方ができそうだったので試したところ、ブログが復旧されました。
FTPを使った修正方法
エラーを解決するために、FTPのフォルダの名前を書き換え、全てのプラグインを一旦停止させることにしました。
ワードプレスのトラブルシューティングでは、このようにやり方が書いてあります。
WordPress FAQ トラブルシューティングより引用
- FTP またはファイルマネージャーで、
wp-contentsフォルダー (ディレクトリ) に移動する- FTP またはファイルマネージャーで、”
plugins” フォルダーの名前を “plugins.hold” などに変更する- WordPress 管理画面のプラグインページ (
/wp-admin/plugins.php) にログインする。これで、プラグインが元の場所に見つからないため、すべて無効になる- FTP またはファイルマネージャーで、”
plugins.hold” のフォルダー名を “plugins” に戻す
筆者はレンタルサーバー『ロリポップ！』を利用しているので、まずロリポップ！の管理画面を開きました。
1.ロリポップのユーザー専用画面にログイン
2.「サーバーの管理・設定」から「ロリポップ！FTP」を選択
3.自分のブログのフォルダを開く
4.「wp-content」フォルダを選択
5.「plungins」フォルダを選択
6.フォルダ名に「.hold」を付け足し、「plungins.hold」にして保存
しかしサイトは復旧せず、ワードプレスの管理画面にもログインできませんでした。
そのため、エラーが生じた時と同じ日時（筆者の場合は2023/4/19 04:04～04:05）に更新させている他のフォルダが複数あったので、同じように名前変更してみることにしました。
後で分かりやすいように、同様にフォルダ名の最後にholdを付け足しました。
変更したのは、「siteguard」と「upgrade」というフォルダです。
それでも修正されなかったため、「object-cache.php」を「object-cache.phphold」に名前変更してみました。
これにより、サイトが復旧しました。
「object-cache.phphold」の名前を戻すとサイトがまた見られなくなったので、「Redis Object Cache」というプラグインに不具合があったようでした。
復旧後のプラグインの戻し方
サイトが閲覧でき、ワードプレスの管理画面にログインできるようになったので、プラグインを確認しました。
フォルダ名を変更しているので、全てのプラグインがエラーにより停止し、プラグインファイルが存在しない状態になっていました。
そこで、ロリポップ！のFTP画面に戻り、「plugins.hold」のフォルダ名を「plugins」に戻して保存したところ、プラグインが戻りました。
プラグインは停止中になっていたので、全て有効にしました。
この結果、ワードプレスのログインURLが変更になったので、新しいログインページURLを保存しておいてください。
また、問題のあった「Redis Object Cache」は削除しました。
他のフォルダの後処理
プラグインも元通りになったので、名前を変更してしまった他のフォルダも元に戻すことにしました。
「upgrade」フォルダは問題なく元に戻りました。
しかし「siteguard」については、「siteguard」フォルダが新しく自動作成されており、「siteguardhold」と2つのフォルダがある状態になってしまいました。
こちらはどちらのフォルダを削除してよいのか不明だったため、ロリポップ！のお問合せで聞きました。
また、今回エラーの問題だった「object-cache.php」についても、どのようにしたら良いか尋ねましたが、削除の判断は自分で行うようにとの回答でした。
そのため、自己判断で「siteguardhold」と「object-cache.php」については削除しました。
こちらの記事も参考にしました。
今回の反省
今回「upgrade」ファイルと「siteguard」ファイル、「object-cache.php」を同時に名前変更してしまいました。
そのため、問題のある部分が判明しても、完全に元通りに戻せない状態になってしまいました。
サイトが閲覧できなくなったことによりパニックになり、自己判断でフォルダの名前変更をしてしまいましたが、知識なく変更することで悪化させてしまう可能性もありました。
問題があるフォルダがわかるように、一つずつ名前を変更・確認し、問題がなければ名前を戻していれば、もっと楽に元に戻せて良かったと思います。
まとめ
サイトがいきなり閲覧できなくなると、パニックになってしまいますよね。
復旧はレンタルサーバーのFTPを修正することで、できるかもしれません。
復旧後はできるだけ元の状態に戻せるように、問題がある部分だけ修正できると良いですね。
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